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利己的な遺伝子

リチャード・ドーキンス  著 581 頁 クイック評価 泣ける 全くない 笑える 全くない 考えさせられる 大いに 学べる 大いに [名工生に薦める] 大いに  お薦めの一行 「私たちが死後に残せるものが2つある。遺伝子とミームだ」(p. 342)(私たちは,死んでも,自分の遺伝子を継ぐ子どもや孫が生きている。また,それ以上に,論文や作品など,文化的な仕事は我々が死んだ後にも生き残っていくという文脈で) コメント 課題図書で推薦があったので読みました。普段は読まない分野で,十分に理解できなかった箇所もたくさんあったと思います。それでも,とても面白くて,大いに学べました。そして,著者には遠く及びませんが,少しでも後世に残る仕事をするために頑張って勉強しようと思いました。本筋とは外れた感想ではありますが,とにかく,みなさんには「おすすめ」したいと思います。

利己的な遺伝子

リチャード・ドーキンス  著 558 頁 クイック評価 泣ける 全くない 笑える ほとんどない 考えさせられる 大いに 学べる 大いに [名工生に薦める] 大いに  お薦めの一行 「われわれは生存機械ー遺伝子という名の利己的な分子を保存するべく盲目的にプログラムされたロボット機械なのだ。」(p.xxv  一九七六年版のまえがきの3行目 より) コメント 私は、これまで生物の進化は個体レベルでの話だと思っていました。しかし、この本では、生物の進化は、「利己的な遺伝子」によって起きることと主張しています。そして、一見すると他人のために生物が行う行為も、実は利己的な遺伝子が有利になるために行われていることが主張されています。   これまでとは180°異なるような進化に関する考えがこの本にはあります。そして、多くの具体例により、それが実感できる1冊です。生物にあまり詳しくない私でも読み切れる内容でした。ぜひ読んでみてください。

11月26日(金曜)20時 秋の課題図書(2)『利己的な遺伝子』と『ハッカーと画家』

 第5回ミーティングの課題図書は,『利己的な遺伝子』と『ハッカーと画家』の2冊です。 1) 利己的な遺伝子 私たちはなぜ、生き延びようと必死になり、恋をし、争うのか? 本書で著者は、動物や人間の社会で見られる、親子間の対立や保護行為、夫婦間の争い、攻撃やなわばり行動などがなぜ進化したかを、遺伝子の視点から解き明かす。自らのコピーを増やすことを最優先にする遺伝子は、いかに生物を操るのか?生物観を根底から揺るがし、科学の世界に地殻変動をもたらした本書は、1976年の初版刊行以来、分野を超えて多大な影響を及ぼし続けている古典的名著である。 著者について リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins) 1941年ナイロビ生まれ。オックスフォード大学時代は、 ノーベル賞を受賞した動物行動学者ニコ・ティンバーゲンに師事。 その後、カリフォルニア大学バークレー校を経て、オックスフォード大学で講師を務めた。 1976年刊行の処女作『利己的な遺伝子』は世界的ベストセラーとなり、世界にその名を轟かせた。この本は、それ以前の30年間に進行していた、いわば「集団遺伝学と動物行動学の結婚」による学問成果を、数式を使わずにドーキンス流に提示したもので、それまでの生命観を180度転換した。…王立協会は2017年に、一般投票による「英国史上最も刺激的な科学書」の第1位としてドーキンスの『利己的な遺伝子』が選ばれたことを発表した。 ( https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784314011532 ) 2)ハッカーと画家  コンピュータ時代の創造者たち 本書の著者Paul Grahamは、LISPプログラミングの達人であると同時に、後のYahoo!Storeとなるソフトウェアを作り、ベンチャー創業者として大きな成功を収めたことで知られる。本書でGrahamは、コンピュータが大きな役割を担う時代において、いかに発想を広げ、美しいものを設計し作り上げるかを、さまざまな切り口から大胆に考察している。インターネット上で大きな話題となったエッセイを書籍化。 普通のやつらの上を行け。天才LISPハッカーにして、ソフトウェアベンチャーを成功させた筆者が、ものつくりのセンス、成功するビジネスの秘密、発想を刺激するアイディアを語る。 著者について  ポール・グレアム(

スターバックス流最高の育て方

毛利英昭  著 244 頁 クイック評価 泣ける あまりない 笑える あまりない 考えさせられる 大いに 学べる 大いに [名工生に薦める] あまりない  お薦めの一行 「スターバックスにとっての最優先事項は社員を大切にすることである。なぜなら、社員はわれわれの情熱を顧客に伝える責任を担っているからだ。」(p. 160)   コメント

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

東野圭吾  著 439 頁 クイック評価 泣ける 全くない 笑える ほとんどない 考えさせられる ほとんどない 学べる 全くない  [名工生に薦める] ほとんどない お薦めの一行 図書館に返却してしまいました。次回書き込みます。 コメント 一気に読めましたし、それなりには面白かったのですが、個人的には、なぜこの設定で被害者を殺さなければならなかったのだろう、なぜ詳細な殺人の描写を入れたのだろう…?? と作者の意図が分からず、いろいろと疑問に感じるものがありました。