11月26日(金曜)20時 秋の課題図書(2)『利己的な遺伝子』と『ハッカーと画家』

 第5回ミーティングの課題図書は,『利己的な遺伝子』と『ハッカーと画家』の2冊です。

1) 利己的な遺伝子

私たちはなぜ、生き延びようと必死になり、恋をし、争うのか? 本書で著者は、動物や人間の社会で見られる、親子間の対立や保護行為、夫婦間の争い、攻撃やなわばり行動などがなぜ進化したかを、遺伝子の視点から解き明かす。自らのコピーを増やすことを最優先にする遺伝子は、いかに生物を操るのか?生物観を根底から揺るがし、科学の世界に地殻変動をもたらした本書は、1976年の初版刊行以来、分野を超えて多大な影響を及ぼし続けている古典的名著である。

著者について

リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)
1941年ナイロビ生まれ。オックスフォード大学時代は、ノーベル賞を受賞した動物行動学者ニコ・ティンバーゲンに師事。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経て、オックスフォード大学で講師を務めた。
1976年刊行の処女作『利己的な遺伝子』は世界的ベストセラーとなり、世界にその名を轟かせた。この本は、それ以前の30年間に進行していた、いわば「集団遺伝学と動物行動学の結婚」による学問成果を、数式を使わずにドーキンス流に提示したもので、それまでの生命観を180度転換した。…王立協会は2017年に、一般投票による「英国史上最も刺激的な科学書」の第1位としてドーキンスの『利己的な遺伝子』が選ばれたことを発表した。https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784314011532


2)ハッカーと画家  コンピュータ時代の創造者たち

本書の著者Paul Grahamは、LISPプログラミングの達人であると同時に、後のYahoo!Storeとなるソフトウェアを作り、ベンチャー創業者として大きな成功を収めたことで知られる。本書でGrahamは、コンピュータが大きな役割を担う時代において、いかに発想を広げ、美しいものを設計し作り上げるかを、さまざまな切り口から大胆に考察している。インターネット上で大きな話題となったエッセイを書籍化。

普通のやつらの上を行け。天才LISPハッカーにして、ソフトウェアベンチャーを成功させた筆者が、ものつくりのセンス、成功するビジネスの秘密、発想を刺激するアイディアを語る。

著者について 

ポール・グレアム(Paul Graham)

新しいArc言語の設計者である。最初のウェブベースアプリケーションであるYahoo!Storeを作った。また、現在の多くのスパムフィルタに影響を与えたフィルタリング技術も開発した。ハーバード大学で計算機科学の博士号を取得しており、ロードアイランドデザイン学校(RISD)およびフィレンツェの美術学校で絵画を学んだ。
(「BOOK著者紹介情報」より)

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