バッタを倒しにアフリカへ
前野ウルド浩太郎 著
378 頁
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「さあ、むさぼり喰うがよい」バンザイをして(サバクトビバッタの)群れの中に身を投じる。
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若手研究者(前野ウルド浩太郎さん、実在の方です)が、ファーブルのような偉大な昆虫学者を志し、アフリカで深刻な問題となっているバッタの研究に挑む物語。研究生活の中で、日本やアメリカ、世界の問題が見えてくる。日本のポスドク問題、アフリカ(モーリタニア)での賄賂の横行、外国人差別、十分な研究資金が提供されない、バッタ問題(大量のバッタが作物を食い荒らす))の世界の注目度合いの低さ、、etc。主人公が、成果を出せなければ、フリーターとなるリスクにおびえながらも、それどこらか実際に無収入にあるのだが、周りの優しさに助けながら奮闘していく姿に勇気づけられる。
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