ノッキンオン・ロックドドア
青崎有吾 著
277 頁
クイック評価
お薦めの一行
「十円玉が少なすぎる。あと五枚は必要だ」
コメント
本格ミステリの短編が7つ収録された作品。犯行の動機は何か。というホワイダニットと、犯行方法は何か。というハウダニット。これら二つを二人の探偵コンビが協力して解き明かしていく話。「論理によってのみ事件の謎を解く」という本格ミステリにうってつけの短編集。
例えば、上のおすすめの一行は、短編の内の一つである「十円玉が少なすぎる」にて出てくる一文なのだが、作中において二人の探偵はこの一文だけを手掛かりにして謎を解き明かす。専門的な知識は必要なく、読者であっても事件の真相を推理できる。一見不可解な謎がスパッと解き明かされていく様は爽快そのものなので、ぜひ読んでみて欲しい。
テスト
返信削除主人公が二人いて、その掛け合いで物語が進んでいくところが面白かったです。面白い本をありがとうございます。
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